菅原琢さんのまとめ

低投票率は誰のせい? 社会的弱者に響かぬ「改憲の是非」

菅原琢・政治学者
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 2019年参院選は近年の衆参両院選の傾向とあまり代わり映えのしない結果に終わりました。野党各党は協力して善戦を作ることはできましたが、結束した自公両党に全体で勝利することはできませんでした。

 それでは、野党が自公政権に勝利することは無理なのかというと、そうではないでしょう。09年衆院選では現に民主党が圧勝しています。このときと異なるのは投票率です。09年衆院選の投票率は69.3%(小選挙区)であったのに対して、19年参院選の投票率は48.8%(選挙区)でした。

 今回の意見募集では、この低投票率を見越して、もっと人が政治に関心を持つ政策、争点は何かを問うてみた…

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菅原琢

政治学者

1976年生まれ。東京大学先端科学技術研究センター准教授など歴任。専門は政治過程論。著書に「世論の曲解」、共著「平成史【完全版】」など。戦後の衆参両院議員の国会での活動履歴や発言を一覧にしたウェブサイト「国会議員白書」https://kokkai.sugawarataku.net/を運営。