非常中国

反省できない加害者たち 中国でDVと闘う(後編)

浦松丈二・統合デジタル取材センターデスク
  • 文字
  • 印刷
北京市のNGO「北京紅楓センター」の相談室で談笑する侯志明副主任=北京市内で7月25日、浦松丈二撮影
北京市のNGO「北京紅楓センター」の相談室で談笑する侯志明副主任=北京市内で7月25日、浦松丈二撮影

 ドメスティックバイオレンス(DV)の加害者の多くが離婚したり、逮捕されたりした後も反省できない。中国で一世を風靡(ふうび)して映画化された英語学習法「クレージー・イングリッシュ(瘋狂英語)」創設者、李陽氏(50)もその一人だろう。2013年に米国籍の妻に対するDVが法廷で認定され、離婚が成立した後もテレビ番組などで「DVはどの家庭にもあることだ」と繰り返し、批判を浴びている。

 中国のDV対策について、北京でDV離婚や訴訟に長年かかわってきた弁護士や非政府組織(NGO)関係者に話を聞いた。ほぼ全員が「なぜ加害者は反省できないのだろうか?」という疑問を発していた。どうやらDVを深く理解する鍵は、被害者の側ではなく反省できない加害者の側にあるようだ。

この記事は有料記事です。

残り4847文字(全文5174文字)

浦松丈二

統合デジタル取材センターデスク

毎日新聞統合デジタル取材センターのデスクです。北京、バンコク、台北などに12年余。趣味は料理。アジア、ライフスタイル、ニューメディアを勉強中です。https://note.com/nakanohitonohens