
日本のために、「所得倍増」を!と大上段から前回の寄稿で訴えました。その本旨は「国力を高めよう」ということです。
高度成長期の日本では「右肩上がりの成長」が当たり前でした。終戦の荒廃から立ち上がり平成元年には“Japan as No.1”と称賛される国になりました。残念ながら、今の日本をそうした言葉で表現する外国はありません。
もちろん、バブル期にはバブル期の問題もありました。土地が高騰し若者は持ち家をあきらめ、物価高が生活を圧迫するという弊害もありました。
この記事は有料記事です。
残り2140文字(全文2371文字)
投稿にはログインが必要です。
浅尾慶一郎
元衆院議員
1964年生まれ。87年日本興業銀行入行、98年参院議員初当選(神奈川選挙区)、2009年衆院初当選(比例南関東)。17年衆院選で落選。みんなの党政調会長、幹事長、代表を歴任した。外交安保の政策通として知られる。