馬淵澄夫の「政治は術(アート)なり」

野党再編 有権者を「ワクワク」させられるか

馬淵澄夫・元国土交通相
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馬淵澄夫氏=根岸基弘撮影
馬淵澄夫氏=根岸基弘撮影

勝者なき参院選

 去る7月の参院選の勝者は誰か、という問いかけに、私はもっぱら、勝者は不在だ、と答えてきた。

 改憲勢力は3分の2を割り込み、与党は当初目標の過半数は制したものの、政権党である自民党(以下自民)に、勝利に酔いしれる空気はない。

 一方、野党はというと、勢力を大幅に伸ばしたとされる立憲民主党(立憲)も戦略的に絶対にとらねばならない選挙区を落とすなど、こちらも勝利感とはほど遠いように見えた。議席を減らした国民民主党(国民)はそれでも、頑張った方だという自賛の声も耳にはしたが明らかに勝者ではない。

 結局は、(前回2016年参院選から)5.9ポイントも投票率を下げて、国政選挙で5割を切る投票率とな…

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馬淵澄夫

元国土交通相

1960年生まれ。2003年衆院初当選。国土交通相、民進党選対委員長などを歴任した。政治団体「一丸の会」代表。衆院比例近畿、当選6回。無所属。耐震偽装事件の追及で知られ、福島第1原発事故では首相補佐官として対応にあたった。