前原誠司の直球曲球

国民と立憲 連立視野に政権構想が必要

前原誠司・元外相
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前原誠司氏=太田康男撮影
前原誠司氏=太田康男撮影

 先の参院選が低投票率だったのは、政治が「面白くない」からだ。れいわ新選組やNHKから国民を守る党が一定の支持を得たのも、有権者の関心をひきつける訴えをしたからだ。

 逆に言えば、既存政党は与党も野党も積極的に応援したいと思わせるものがなかった。国民民主党は比例代表での獲得議席数が3だったことは深刻に受け止めるべきだ。立憲民主党も2017年衆院選の勢いが続かなくなっている。

 これらのこともあって「政党の合従連衡にはくみしない」と言っていた立憲の枝野幸男代表が統一会派を呼びかけたのだと思う。対等な形で衆参両院で統一会派を結成することは半歩前進だ。

 しかし、ただ一緒になるだけでは、有権者からは旧民主党や旧民進党への先祖返りとみられる。考え方が合わなかったから分裂したのに、一緒になって何をするのかと思われる。支持率が上がらず、状況が厳しくなってきたので選挙互助会なのか、とみられかねない。

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前原誠司

元外相

1962年生まれ。京都府議を経て、93年衆院初当選。外相のほか、国土交通相、国家戦略担当相などを歴任。民進党代表として希望の党との合流を主導した。衆院京都2区、当選9回。国民民主党。京大法学部で高坂正堯教授(故人)のゼミに所属し、外交安保を得意分野とする。