潮流・深層

「有志連合」構想が浮き彫りにした米国の指導力低下

古本陽荘・北米総局長
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中東のホルムズ海峡を通過する米海軍の強襲揚陸艦「ボクサー」など=2019年8月12日、米国防総省提供
中東のホルムズ海峡を通過する米海軍の強襲揚陸艦「ボクサー」など=2019年8月12日、米国防総省提供

 中東・ホルムズ海峡で起きた民間タンカーへの攻撃を受け、トランプ米政権が提案している「有志連合」構想が難航している。賛同する国が少なく、実現に時間を要しているのだ。国際社会の秩序安定のため時には強引ながらも指導力を発揮してきた米国にとっては、受け入れがたい現実だ。だが、この構想を表明して参加国を募った過程はまさに、米国の指導力の低下を見せつけたと言っても過言ではないだろう。

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古本陽荘

北米総局長

1969年生まれ。97年毎日新聞入社。横浜支局、政治部、外信部を経て2018年12月から北米総局長(ワシントン)