
「日本メディアに取材してほしいことがあるのですが……」。北京のオフィスに若い中国人男性の声で電話がかかってきた。
中国を侮辱した漫画をSNSで拡散したとして、中国人の若者らが「精日分子(精神日本人)」として次々に逮捕されているというのだ。
調べると、日本アニメファンをからかう中国のネットスラング(俗語)だった「精日」という言葉が警察の発表文に使われていた。
中国のアニメファンたちはどう受け止めているのか。ファンたちが集うコスプレイベントをのぞいてみた。
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浦松丈二
統合デジタル取材センターデスク
毎日新聞統合デジタル取材センターのデスクです。北京、バンコク、台北などに12年余。趣味は料理。アジア、ライフスタイル、ニューメディアを勉強中です。https://note.com/nakanohitonohens