「同じ過ちを繰り返すな!」野党統一会派はグランドデザインを描け

古賀伸明・前連合会長
  • 文字
  • 印刷
古賀伸明氏=内藤絵美撮影
古賀伸明氏=内藤絵美撮影

 ギリギリ間に合ったという感は否めない。10月4日の臨時国会までもう秒読みだ。立憲民主党と国民民主党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の統一会派結成がようやく決まった。参院選の結果を受けた危機感の表れであろう。

 政治にも競争原理が必要だ。一定の規模の政党や会派が政策論争で切磋琢磨(せっさたくま)する、緊張感ある政治体制である。その結果が、国民の利益につながっていくことは言うまでもない。

 「安倍1強」が続き、以前のような自民党内での派閥による抑制が働かなくなった現状で、野党は有権者にとって選択可能な政党間競争の状況を作り出せていない。バラバラな多弱の野党では力を持てないのは当たり前の話で、政権のチェック機能も果たせない。先の参院選も政権の受け皿となるべき野党の多弱化で、投票率の低下を招いたのは間違いないだろう。

この記事は有料記事です。

残り1092文字(全文1454文字)

古賀伸明

前連合会長

1952年生まれ。松下電器産業(現パナソニック)労組中央執行委員長を経て、2002年電機連合中央執行委員長、05年連合事務局長。09年から15年まで第6代連合会長を務めた。現在は連合総研理事長。