韓流パラダイム

曺国氏を切り捨てられない文大統領の根深いトラウマ

堀山明子・外信部デスク
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「曺国OUT」のプラカードを手に法相の辞任を求める高麗大学生ら。曺氏の娘が不正入学した疑惑が浮上したソウル大、高麗大では構内で集会が開かれた=2019年9月19日夜、堀山明子撮影
「曺国OUT」のプラカードを手に法相の辞任を求める高麗大学生ら。曺氏の娘が不正入学した疑惑が浮上したソウル大、高麗大では構内で集会が開かれた=2019年9月19日夜、堀山明子撮影

 法相の自宅が家宅捜索を受けるという前代未聞の混乱に陥った韓国。捜査を指揮する検事総長も、疑惑まみれの法相も、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が最重要政策の検察改革のために任命した「切り札」だ。2人が対立した後も、どちらも切り捨てられないのはなぜなのか。その謎を突きつめると、かつて検察改革に挫折した文大統領のトラウマが浮き彫りになってくる。

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堀山明子

外信部デスク

1967年生まれ。91年入社。静岡支局、夕刊編集部、政治部などを経て2004年4月からソウル支局特派員。北朝鮮核問題を巡る6カ国協議などを取材した。11年5月からロサンゼルス特派員。18年3月から3年間、ソウル支局長。