与野党が賛成できる憲法改正案に向けて議論を

細田博之・自民党憲法改正推進本部長
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細田博之氏=川田雅浩撮影
細田博之氏=川田雅浩撮影

 自民党は2018年3月に4項目の憲法改正のたたき台素案を出している。これをたたき台素案や条文イメージと呼んでいるのは、党として謙虚な姿勢を示したいからだ。つまり、改正の発議をするにも衆参両院で3分の2の賛成が必要であり、その後も国民投票にかかるわけで、一方的に「自民党の案はこうだからさよう心得よ」などと言っても仕方ないということだ。

 我が党のたたき台は、9条と緊急事態条項、教育の問題、そして参院選の合区解消を含む民主主義と地方自治の関係の4項目を挙げているが、修正を一切認めないなどというつもりはない。

 国会情勢を考えれば、衆院では3分の2にあたる310議席に対し自民、公明の与党で314議席あるのでわずかに上回っているが、参院では自民、公明は141議席で3分の2の164議席に23人も足りない。憲法改正に前向きな日本維新の会も16人なので足りていない。

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細田博之

自民党憲法改正推進本部長

1944年生まれ。通商産業省、衆院議員秘書を経て90年衆院選で初当選。官房長官、自民党幹事長、総務会長などを歴任。細田派会長。衆院島根1区、当選10回。