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ハリウッドにスマホ向け短編映画ブーム到来か

福永方人・ロサンゼルス特派員
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「スナップチャット」が配信するオリジナルドラマで会話を交わす3人の登場人物。スマホ向けに画面が縦に配列されている=福永方人撮影
「スナップチャット」が配信するオリジナルドラマで会話を交わす3人の登場人物。スマホ向けに画面が縦に配列されている=福永方人撮影

 映画の都ハリウッドを中心に、米国でスマートフォン向けの短編映像の製作が熱を帯びている。スマホで動画を見る若者らの習慣にあわせた10分以内の作品を配信し、移動中などちょっとした空き時間の視聴需要を狙う。有名監督の参入も予定され、投資は過熱気味だ。「ネットフリックス」などの動画配信サービスが先行する中、モバイル・ファーストの新ビジネスは次なるブームとなるのか。

 最も注目を集めているのが、スマホ向け短編作品の配信に特化したハリウッドの新会社「Quibi」(クイビ)だ。名称は軽食を意味する「Quick Bite」の略。サービス開始は来年4月であるにもかかわらず、既にディズニーやワーナーといった大手ハリウッドスタジオなどから10億ドル(約1080億円)の投資を集め、グーグルなどの大企業と計1億ドルの広告契約を結んでいる。

 配信作品はオリジナルのドラマやコメディー、ドキュメンタリーのほか、ニュースやスポーツ番組など多岐にわたり、スマホのアプリを通じて視聴する。1話の長さは6~10分。「GenerationZ」と呼ばれる1990年代半ば以降に生まれた若者が1日に連続してスマホを見る時間は平均で6分半という調査結果に基づいている。視聴料は、広告が表示される設定で月5ドル(約540円)、非表示の場合は月8ドルという。

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福永方人

ロサンゼルス特派員

2002年入社。秋田支局、東京本社社会部、西部本社福岡本部などを経て19年4月からロサンゼルス特派員。西部本社時代は米軍基地問題など沖縄の取材も担当した。元高校球児で映画とヒップホップが好物。Twitter: @ho_jin Instagram: hojinfukunaga