忘れられがちな「支える人」の視点 スポーツ振興のために

佐々木紀・国土交通政務官
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佐々木紀氏=高橋恵子撮影
佐々木紀氏=高橋恵子撮影

 スポーツには「する人」「見る人」「支える人」の3要素が欠かせない。「する人」に対しては、競争力向上のための強化費など分かりやすい支援がある。「見る人」に対しては、エンターテインメントとして見せ方を工夫する努力がされており、例えばボクシングの試合一つとっても、試合が始まる前は派手な選手入場があり、途中でラウンドガールが出て来るなどショーとしての要素も備えている。選手たちも観客がいなければ張り合いがないので、集客に力を入れることは大切にされている。

 一方、「支える人」の視点というのは意外と見えにくく、運営サイドに立った支援や政策というものはほとんどない。国会議員にもスポーツ行政に精通する「スポーツ族」がいるが、ほとんどがアスリート出身だ。私は中学、高校、大学とバレーボール部に所属したが、大学1年から3年の前半まで各大学が担当者を出し合って組織する学生連盟に入り、他大学の学生と交流しながらリーグ戦などの運営に携わった経験がある。縁の下の力持ち…

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佐々木紀

国土交通政務官

1974年生まれ。小松青年会議所理事長などを経て2012年衆院選で初当選。自民党スポーツ立国調査会スポーツビジネス小委員会事務局長、青年局長などを歴任。衆院石川2区、当選3回。自民党細田派。