
2020年度から始まる「大学入学共通テスト」で導入される英語の民間検定試験について不安が高まっています。
文科相「裕福な家庭の子、ウオーミングアップできる」
萩生田光一文部科学相は「自分の身の丈に合わせて勝負してもらえれば」と発言して謝罪しました。萩生田氏は「裕福な家庭の子が回数を受けてウオーミングアップできるようなことはあるかもしれない」とも述べていました。
大学に提出できるのは高校3年の4~12月の間に受けた2回までの成績ですが、練習として1年生や2年生のうちから何回受けてもかまいません。
このため受験料を払って回数を多く受けられる生徒が有利になる可能性が以前から指摘されていました。萩生田氏の「ウオーミングアップできる」というのはこの意味です。だから「(裕福な家庭の子以外は)身の丈に合わせて」と発言したのです。
また、受験会場が近い都市部の生徒が有利になるのではないかという指摘もあります。
受験生への影響は
民間試験は現在の高校2年生から受験することになります。生徒は実施を前提にすでに準備を始めています。延期をすれば受験生への影響は避けられません。
一方、高校の教育に大きな影響を与える大学入試を民間にゆだねることの是非も考える必要があります。受験産業の利益追求による影響が高校教育に及ぶのではないか、という懸念もあります。
そこで
(1)英語民間試験は予定通り実施すべきか否か
(2)大学受験に民間試験を使うことへの賛否
についてご意見をお寄せください。
上記2点に関わらず、英語民間試験の改善すべき点なども含めて、みなさんのご自由な意見をお待ちしています。
みなさんの意見をまとめた記事を、11月6日(水)に掲載することを予定しています。
(※11月1日追記)民間試験の延期が決まったため、急きょ、みなさんの意見の中間まとめを掲載しました。6日(水)も予定通りまとめ記事を掲載します。
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