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眞子さま、佳子さまは… 配偶者や子どもも皇族?女性宮家

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文化勲章受章者及び文化功労者等茶会のため皇居に入られる秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまと次女佳子さま=皇居・半蔵門で2019年11月5日午後1時59分(代表撮影)
文化勲章受章者及び文化功労者等茶会のため皇居に入られる秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまと次女佳子さま=皇居・半蔵門で2019年11月5日午後1時59分(代表撮影)

 女性の皇族は結婚すると皇籍を離れて一般国民となります。たとえば上皇陛下の長女の黒田清子さんは結婚により、2005年に皇籍を離脱しました。

 女性宮家はさまざまな形式が検討されてきましたが、基本的には女性皇族が結婚後も皇室に残ることができるようにするものです。

公務負担

 目的の一つは公務の負担軽減です。接遇しなければならない外国数の増加など、公務は増えています。一方で、現在の皇室は女性皇族が多いため、将来的に皇族の人数が激減します。

 今後、一人あたりの負担が大きくなることが懸念されているのです。

公的な役割

 17年6月に成立した退位特例法の付帯決議は、上皇さまの退位実現後に「女性宮家の創設等」を速やかに検討するよう政府に求めました。

 女性宮家についてはさまざまな形式が検討されてきました。

 (1)結婚後も皇室に残り、子どもも皇族とする

 (2)結婚後も皇室に残るが、子どもは皇族としない(一代限り)

 (3)結婚後も公的な役割を与えて公務を担ってもらう

 などの案があります。政府は(3)の案を中心に検討しています。なぜならば(1)(2)の案には複雑な問題が絡むからです。

女系天皇につながる

 女性宮家の創設は皇族の数を減らさないことが目的です。しかし(1)案のように子どもも皇族とするならば、父方ではなく母方から継承される「女系」の問題につながる可能性があります。

 小泉内閣のもとで05年に有識者がまとめた報告書は、女性皇族は結婚後も皇室にとどまり、配偶者や子どもも皇族となるとしたうえで、女性天皇、女系天皇を容認するものでした。

保守派に強い警戒感

 保守派が女性宮家の創設に強い警戒感を抱いているのはこのためです。一代限りで配偶者や子どもを皇族としない案ならば皇位継承には関係しないはずですが、それでも「将来の女性、女系天皇に道を開く」として根強い反対があります。

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