
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への参入を目指していた中国企業の関係者が多額の現金を海外から不正に持ち込んだとされる事件で、東京地検特捜部は秋元司衆院議員の議員会館事務所などを家宅捜索しました。
アジアの富裕層目当て
IRについては大阪府・市▽長崎県▽和歌山県▽横浜市――の4地域が誘致を正式に表明しています。訪日外国人客誘致が大きな目的の一つです。「統合型」という通り、カジノだけではなく付随して高級ホテルなどさまざまな施設も整備されるため多額の投資が見込まれ、「成長戦略の目玉」ともされています。
人口が減少している国内だけでは限界がある日本の観光にとって、国外から客を呼び寄せる起爆剤となると期待されているのです。成長するアジア各国の富裕層のカネが目当てです。
どうするギャンブル依存症
一方でさまざまな問題点も指摘されています。最大の懸念は、社会問題化しているギャンブル依存症です。政府もさまざまな対策を準備していますが、不安の声は消えません。また、賭け事をめぐる反社会的勢力の伸長や治安の悪化も心配されています。
また、中国・マカオやシンガポール、韓国などすでにアジアに多数あるカジノとの国際競争に勝って観光客を呼び寄せられるのかという問題もあります。結局はノウハウを持つ米国や中国のカジノ産業が利益を吸い上げる構造になるのではないかとも指摘されています。
カジノは必要?
そこで、みなさんに「日本にカジノは必要か」をお聞きしたいと思います。
賛成、反対に限らずカジノの利点あるいは問題点などについてもご自由に意見をお寄せください。
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12月31日(火)にみなさんのご意見をまとめた記事<IR 秋元議員逮捕で「やっぱり」 政治家はカジノ依存?>を掲載しました。
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