五輪でおもてなし「ベジタリアン」も 精進料理でアピール

松原仁・元国家公安委員長
  • 文字
  • 印刷
松原仁氏=野原大輔撮影
松原仁氏=野原大輔撮影

 私自身は、肉や魚を食べない「ベジタリアン」ではなく、さらに卵や乳製品なども食べない「ヴィーガン」でもない。しかし、ベジタリアンやヴィーガンの方が暮らしやすい社会をつくる。そういった多様性を認めていくことは新しい時代の極めて重要な要素であり、超党派の議員連盟を設立した。

 来年は東京五輪・パラリンピックの年だ。インバウンド(訪日外国人)が2000万人、3000万人と増えていくなか、当然、ベジタリアンやヴィーガンの方々も増えていく。しかし、今の日本はベジタリアンやヴィーガンの方々に対し、十分な「おもてなし」ができていない。食べられる料理を出す店がなく、コンビニで買った塩のおにぎりしか食べられなかったという話も聞く。これでは、おもてなしにならない。東京五輪に向かって、おもてなしの観点から充実した態勢をとれるようにしたい。もちろん、国内にもベジタリアンやヴィーガンの方々がいる。多くの国民が理解する状況を作り出せるよう、政治の力で後押ししていく。

 四つの観点があると思う。まず、食についての多様性を認めるということが、様々な人間が共存共栄するための前提であることだ。

 また「『地球環境に優しく』と飢餓の克服」である。地球上では多くの人たちが飢餓の状況にあると言われる。牛1頭を育てるために多くの飼料などが必要で、肉を食べることは、それだけ耕地が畜産にとられてしまうことにつながる。

 そして健康だ。体…

この記事は有料記事です。

残り1067文字(全文1667文字)

松原仁

元国家公安委員長

1956年生まれ。東京都議を経て2000年衆院初当選。民主党政権で副国交相、国家公安委員長などを歴任。無所属。比例東京、当選7回。