編集部のよびかけ

米がイラン司令官を殺害 中東へ自衛隊派遣 賛成か反対か、ご意見募集

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イラン革命防衛隊「コッズ部隊」のスレイマニ司令官=AP
イラン革命防衛隊「コッズ部隊」のスレイマニ司令官=AP

深まる対立

 米軍がイラン革命防衛隊「コッズ」部隊のソレイマニ司令官を無人機で殺害しました。

 トランプ米大統領はイランが報復措置をとった場合、「直ちに大規模な攻撃を加えるべく52カ所の標的を設定している」としており、対立は深まるばかりです。

 政府は2019年末に海上自衛隊の中東派遣を閣議決定しました。P3C哨戒機が1月中に活動を始め、2月上旬には護衛艦が出航する見通しです。

 米国の同盟国である日本が、この時期に自衛隊を中東に派遣することの影響は簡単には予測できません。

特別な日イラン関係

 日本はイランとは特別な関係を築いてきました。イランに限らず、中東と日本の良好な関係は日本外交の貴重な資産です。

 政治プレミアでは自衛隊のイラク派遣で先遣隊長を務めた佐藤正久前副外相の寄稿<自衛隊派遣検討には外交的側面も十二分に考慮すべきだ>を掲載しました。佐藤氏は「中東に詳しいとはいえない日本が、しかも法的に制約がある自衛隊が、このような状況のなかに入っていくことには相当なリスクがある」と指摘しています。

米国とは別の枠組み、目的は情報収集

 日本政府もイランとの関係には気を使っています。米国の呼びかけた枠組みではなく日本独自で派遣し、目的も「情報収集」としています。

 19年12月にイランのロウハニ大統領が来日した際には安倍晋三首相が派遣について説明し、ロウハニ師は「航行の安全確保に貢献する日本の意図を理解している」と評価しました。

今、関わるべきか否か

家族らの見送りを受け、ソマリア沖海賊対処に出発する海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」=神奈川県横須賀市で2009年7月6日、小林努撮影
家族らの見送りを受け、ソマリア沖海賊対処に出発する海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」=神奈川県横須賀市で2009年7月6日、小林努撮影

 中東の原油は日本にとって死活的な問題であり、地域の安定は不可欠です。

 しかし緊張が高まるなか、こうした局面での経験がほとんどない自衛隊が出て行くことがどのような意味を持つかは難しい問題です。

 そこで、派遣の賛成、反対に限らず「自衛隊は派遣すべきだが、延期すべきだ」「この際、積極的に関わるべきだ」など、ご自由に意見をお寄せください。

 1週間後の1月14日(火)にみなさんのご意見をまとめた記事<中東へ海自部隊出発 日本の役割は「自衛隊派遣」以外にも>を掲載しました。

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