小泉環境相の育休取得は意識改革に寄与 継続的な育児参加のカギは働き方改革

松野博一・元文部科学相
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松野博一氏=高橋恵子撮影
松野博一氏=高橋恵子撮影

 男性の育児休暇取得を促進するための自民党の議員連盟会長を務めている。男性の育児休暇取得率は約6%(2018年時点)と低迷しているが、男性の若手社員の約8割が何らかの形で育休を取りたいと考えているといい、女性からも男性と分担して育児したいという声が多く上がっている。

 そして、男性が育休を取っているカップルは第2子出産率が高いというデータもある。議連では、男性が育休を取りやすくなるよう、企業側から育休取得を働きかける制度づくりを目指している。

小泉環境相の育休宣言は大歓迎

 小泉進次郎環境相が、第1子誕生を受けて育休宣言したことは大賛成だ。ぜひお取りいただきたい。これに対して「国民が取れる制度を設計する方が先だ」というネガティブな反応もあったが、日本の育休制度は育休を取る社員や企業に対して極めて厚い補助策をとっており、世界でトップレベルといえる。

 問題は、その制度が周知できていないために実際に使えていないことだ。知っていたとしても取得を歓迎する職場の雰囲気も醸成されていない。

 小泉さんのように影響力があり、かつ省庁のトップのポジションにある人が宣言したことは、この周知と意識改革という二つの課題をクリアしていくためにいい影響を与えるだろう。「トップが取るのだから自分も取っていいんだ」と思ってもらえるきっかけになればと、非常に歓迎している。

 私の場合、娘が生まれたのは幸か不幸か落選中だっ…

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松野博一

元文部科学相

1962年生まれ。松下政経塾を経て2000年衆院選で初当選。衆院文部科学委員長、自民党政調会長代理などを歴任。党雇用問題調査会長。細田派。衆院千葉3区、当選7回。