認知症対策に生きる

(4)「認知症基本法」はスタートライン

鈴木隼人・衆院議員
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鈴木隼人氏=鈴木氏事務所提供
鈴木隼人氏=鈴木氏事務所提供

 「認知症基本法案」を中心に我が国の認知症対策のあるべき方向性について論じてきた本連載ですが、最終回となる本稿では「認知症基本法案」の3本目の柱である「尊厳の尊重」についてご説明するとともに今後の展開について述べます。

 一部の医療機関や介護施設において、薬剤の過剰投与によって周辺症状(妄想、興奮、徘徊<はいかい>などの症状群)を悪化させたり、かえって寝たきりになるなど体調を崩したりしているケースや、過度の身体拘束(ベッドに体を縛り付けるなど)が行われているケースが、現実に報告されています。

 現行の法律で、過度な身体拘束は禁止されているにもかかわらず、残念ながらそのような報告も散見されるのが実情です。

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鈴木隼人

衆院議員

1977年生まれ。2002年経済産業省入省。金融担当相補佐官、行革担当相補佐官などを経て14年衆院初当選。東京10区、当選2回。自民党竹下派。