医療知識のある議員団で適切な新型コロナ対策を

冨岡勉・衆院議員、医学博士
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冨岡勉氏=岡本同世撮影
冨岡勉氏=岡本同世撮影

 医師など医療現場の経験がある国会議員26人で、「自民党新型コロナウイルス対策医療系議員団本部」が創設された。感染拡大の対応に向け、医療の現場と対策を結びつける政治家と医師のハイブリッドな専門家集団として尽力する。専門知識を生かし、現状を冷静に分析し、最も適切な方法を迅速に実行できるようにしたい。

 政治家が対策を議論すると、どうしても経済対策に偏りがちだ。地元から「客が激減した」「モノが売れない」などの切実な声をきいていれば当然のことだと思うが、医療分野への対策も十分に行わなくてはならない。私たちは、識者から深くヒアリングし、対策に反映させるよう、専門的な意見を言える立場だ。特に現在、拡大防止に全力を挙げる疫学的なフェーズから、患者への対応という臨床的な視点が必要なフェーズに移りつつある。専門知識を生かした政策の提言や、医療崩壊を招かないよう機動的な取り組みをしていくつもりだ。

 まずは地域での体制作りをサポートしていきたい。重要なのは4点だ。

 一つは「保健所に代わる感染症外来の動線を作る」ことだ。現在、不安を抱えた人たちが保健所に殺到し、保健所がオーバーワーク状態となっている。空き地があれば、改造したトレーラーでもいいし、プレハブでもいい。とにかく、保健所を緩和させることが重要だ。

 そして二つ目は、その動線で検査ができる態勢を整えることだ。可能な検査は、PCR検査(遺伝子検査)のほ…

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冨岡勉

衆院議員、医学博士

1948年生まれ。長崎大医療技術短期大学部教授、長崎県議などを経て2005年衆院選で初当選。副文部科学相などを歴任。自民党政調副会長。衆院比例九州、当選4回。