馬淵澄夫の「政治は術(アート)なり」

「新しい需要」にむけて日本経済は次に動き出せ

馬淵澄夫・元国土交通相
  • 文字
  • 印刷
馬淵澄夫氏=北山夏帆撮影
馬淵澄夫氏=北山夏帆撮影

 日経平均株価は昨年末の2万3656円から3月19日には1万6552円を記録するなど急落、その後、1万9000円台まで持ち直したものの、乱高下の日々である。

 株価は、人々の将来に対する期待を映し出す鏡であり、日経平均の乱高下はまさに人々の日本経済に対する不安を映し出しているといえよう。

 先日発表された国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しもこの不安を裏付けている。IMFによる日本の2020年の国内総生産(GDP)の予測はマイナス5.2%、リーマン・ショックの翌年(09年)のマイナス5.4%に並ぶマイナス成長の予測である。

 そして、世界経済全体も20年はマイナス3.0%とマイナス成長を予測する。IMFのトップのゲオルギエバ専務理事も「大恐慌以来の経済の悪化」と言っている。はたして、新型コロナウイルス感染症により、日本経済はどのようになってしまうのか、また、何が必要であろうか?

この記事は有料記事です。

残り2275文字(全文2667文字)

馬淵澄夫

元国土交通相

1960年生まれ。2003年衆院初当選。国土交通相、民進党選対委員長などを歴任した。政治団体「一丸の会」代表。衆院比例近畿、当選6回。無所属。耐震偽装事件の追及で知られ、福島第1原発事故では首相補佐官として対応にあたった。