国会の遠隔出席、今こそ実現を

舩後靖彦・参院議員
  • 文字
  • 印刷
舩後靖彦参院議員(右)=舩後靖彦事務所提供
舩後靖彦参院議員(右)=舩後靖彦事務所提供

 昨年7月の参議院選挙でれいわ新選組の比例代表(特定枠1)で初当選し、全身の筋肉が動かせなくなるALS(筋萎縮性側索硬化症)による全身まひの状態で国会議員として活動している。当選後、インクルーシブ教育の実現や福祉・医療の問題に取り組んできた。が、現在、私が強く求めているのは、国会の遠隔出席である。

 憲法の第56条の「おのおのその総議員の3分の1以上の出席がなければ、議事を開き議決することができない」に基づき、「出席議員」は、「現に議場にいる議員」と解釈されてきた。このため、「現に議場にいない議員は、表決に加わることができない」(参議院規則第135条)などと定められており、 国会への物理的な出席を前提としたルールが作られている。

 しかし、インターネットの普及やさまざまな技術が整備されている今、この解釈はある意味「時代遅れ」ともいえる。憲法学者からも「オンライン出席が違憲とは言えない」という声も出ている。 国内でも検討されたことはあるそうだが、実現には至っていない。

 …

この記事は有料記事です。

残り937文字(全文1375文字)

舩後靖彦

参院議員

1957年生まれ。会社員、介護関連事業会社副社長などを経て2019年参院選でれいわ新選組から出馬し初当選。比例代表、特定枠。00年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された。当選1回。