意識改革や「1/3ルール」見直しを 求められる政府の食品ロスへの取り組み

石井苗子・参院議員
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石井苗子氏=岡本同世撮影
石井苗子氏=岡本同世撮影

 食品ロスは大きな重要な問題です。日本の食品ロスの量は年間643万トン(2016年度)と推計され、これは国連世界食糧計画(WFP)による食料援助量の実に1.6倍という数字です。世界の援助量の1.6倍を捨てている日本。これだけ多くのロスが生じているのに、問題への関心は高まっていません。業者や消費者だけでなく、政府の関心も極めて低いのが現実です。

 国連食糧農業機関(FAO)の報告によると、世界の食料廃棄量は年間約13億トン。人の消費のために生産された食料の約3分の1にあたる量を廃棄している計算になります。一方で、飢えや栄養不足で苦しむ人々は約8.2億人いるとされ、飢餓と飽食の不均衡を如実に表しています。日本も大変な「食品ロス」大国であり、このままでいいはずがないと考えます。食品ロスの処理費や、処理のための二酸化炭素(CO2)排出量など政府…

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石井苗子

参院議員

1954年生まれ。キャスター、女優などを経て2016年参院選に旧おおさか維新の会(現日本維新の会)から出馬し初当選。看護師、保健師の資格を持つ。参院比例代表、当選1回。↵