菅原琢さんのまとめ

危機の今こそ政治に声を届ける好機 政党は新型コロナウイルス対策で競争を

菅原琢・政治学者
  • 文字
  • 印刷
参院予算委員会で立憲民主党の福山哲郎幹事長(右)の質問に答える安倍晋三首相(左)=国会内で2020年5月11日午後1時22分、竹内幹撮影
参院予算委員会で立憲民主党の福山哲郎幹事長(右)の質問に答える安倍晋三首相(左)=国会内で2020年5月11日午後1時22分、竹内幹撮影

 今回も多数のコメントを投稿いただきありがとうございました。当たり前ですが、新型コロナウイルスの感染拡大はたくさんの人々に影響を与えているのだということを、改めて実感させるものでした。

 <よびかけ>では、政治プレミアに掲載された2議員の記事を紹介しつつ生活支援策や経済対策に関する意見を募集しました。<玉木雄一郎衆議院議員の記事>は3月中旬の掲載でしたが、後述するように玉木議員の10万円無条件給付案は土壇場で政府の施策となりました。ある種、先見の明があったと言えるでしょう。集まった意見も、増額を求める意見も含めればおおむね賛成が多かったようです。

 一方、経済的影響のみに限定しても、多大な損失を被った店もあれば特需となった業界もあるように、新型コロナウイルスの影響は複雑です。何より今後どのような影響が出るのか不確実です。マクロ経済政策のみでは細やかな対応は難しく、各人各様の状況になるべく沿った対策も求められます。そこで「よびかけ」では、読者のみなさんそれぞれの立場からのコメントを募集した次第です。

この記事は有料記事です。

残り4537文字(全文4990文字)

菅原琢

政治学者

1976年生まれ。東京大学先端科学技術研究センター准教授など歴任。専門は政治過程論。著書に「世論の曲解」、「平成史【完全版】」(共著)、「日本は「右傾化」したのか」(共著)など。戦後の衆参両院議員の国会での活動履歴や発言を一覧にしたウェブサイト「国会議員白書」https://kokkai.sugawarataku.net/を運営。