「はじめの一歩」船田元

コロナ対応 政府と国民の双方に役割

船田元・元経済企画庁長官
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船田元氏=滝川大貴撮影
船田元氏=滝川大貴撮影

コロナ対策の日本モデルを評価

 中国や欧米など世界各国で都市封鎖(ロックダウン)に象徴されるかなり強い強制措置がとられた。たしかに感染拡大を抑え込むうえで一定のメリットはあったのだろう。

 日本はそこまでの強制的な措置はとっていない。最低限の経済活動をし、国民の生活も大事にすることを両立させながら、諸外国にはないやり方をしている。終息までに時間は少しかかるかもしれないし、経済立て直しのための公的支援は不可欠だが、この「日本モデル」は後々評価されるべきではないか。

 各国にはそれぞれがよって立つ思想や国柄がある。日本にはかつて戦争のために国民の生活がすべて犠牲にされた苦い経験があり、国家による権力の乱用や強制には極めて否定的だ。これは日本の国柄として、今回のコロナウイルスのような問題が起きた時であっても変えるべきではない。

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船田元

元経済企画庁長官

1953年生まれ。79年衆院初当選。自民党青年局長、経済企画庁長官、党憲法調査会長などを務めた。92年に経済企画庁長官として入閣した際は39歳で、当時戦後最年少だった。衆院栃木1区、当選12回。憲法問題では与野党を超えて信頼される。