外出自粛せず「接触機会5割減」を! 命と暮らしを両方守る出口戦略

今枝宗一郎・衆院議員
  • 文字
  • 印刷
今枝宗一郎氏=岡本同世撮影
今枝宗一郎氏=岡本同世撮影

 全国で緊急事態宣言が解除され、水際対策・早期発見・隔離のフェーズが変わりつつある。私が幹事長を務める自民党新型コロナウイルス医療議員団本部では、出口戦略の作成に取り組んできた。一気に経済活動を元に戻せば、再び感染が拡大し、厳しい第2波、第3波が襲ってくる可能性があるが、外出自粛の継続は暮らし、社会経済活動に大ダメージを与える。高齢者や、基礎疾患がある重症化リスクが高い方々を保護する一方、社会機能を徐々に回復させながら、感染を防ぐことが必要だ。テレワークなどは進めるが、外出制限は無理のない範囲としながら、外出機会あたりの感染可能性がある接触を5割減とすることを提案したい。重要なのは物理的に人と接触する回数を減らすことではなく、感染ルートを断つことだ。社会経済活動を再開しつつ、マスクの着用、手洗いや換気などを徹底することで「命」も「暮らし」も守る出口戦略を進めていきたい。

 新型コロナウイルスを封じ込めるためには、人口の多くが罹患(りかん)して「集団免疫」を獲得するか、ワクチンが開発され、かつ安価で普及する必要がある。当然、集団免疫までにはあまりにも時間がかかるし、犠牲も伴う。ワクチンは、安全で効果が大きいものができるかどうか定かではないし、開発できたとしても量産体制を整備し、多くの人が接種するまでにはやはり時間がかかるだろう。それまで緊急事態宣言下と同様の自粛を続…

この記事は有料記事です。

残り1349文字(全文1939文字)

今枝宗一郎

衆院議員

1984年生まれ。勤務医などを経て2012年衆院初当選。財務政務官などを歴任。衆院愛知14区、当選3回。自民党麻生派。