ゲーム条例、時間に偏った努力義務に疑義 子供たちの可能性をつぶす懸念も

山田太郎・参院議員
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山田太郎氏=岡本同世撮影
山田太郎氏=岡本同世撮影

 18歳未満のインターネットやゲームへの依存を防ぐことを目的とした全国初の「ネット・ゲーム依存症対策条例」が香川県で4月、施行された。コンピューターゲームの利用時間を「1日60分(休日は90分)まで」などとする家庭内ルールの目安を規定。罰則はないが、努力義務を求めたものだ。県民の代表が決めたものであり、尊重すべきだとは思うが、この条例は多くの問題をはらんでいる。

 現時点で、厚生労働省でも依存症の原因についての分析・研究は十分に行われていない。ゲーム依存症が時間を主原因とするかどうか分からないのだ。6時間ゲームをしたとしても自分でコントロールできるのであれば、それは依存症ではない。依存症の人が長くやってしまうとは言えるが、長くやる人が依存症であるとはいえない。のめり込みすぎて戻ってこられなくなることが問題なのであって、自分で自分の行いや、生活を律することが…

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山田太郎

参院議員

1967年生まれ。東証マザーズ上場企業を創業。東京工業大特任教授、早稲田大学客員准教授、東京大学非常勤講師を経て2010年参院選にみんなの党から出馬し、12年に繰り上げ初当選。19年参院選で自民党公認として再選。比例代表、当選2回。