政治転換への巨大なうねり

田中秀征・元経済企画庁長官
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田中秀征氏=宮武祐希撮影
田中秀征氏=宮武祐希撮影

 安倍晋三首相は、最近しきりに「コロナ危機は100年に1度の危機」と強調する。100年前といえば、第一次大戦とスペイン風邪、それとロシア革命を思い起こすが、それと同等以上であることは間違いない。

 100年前は何かが変わったようで変わらなかった。そのままリベンジ戦とばかりに第二次大戦に突き進んでしまった。

 しかし、今回は、多くの人が、コロナ危機が個人の生き方や国のあり方まで変えてしまうと直感している。

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田中秀征

元経済企画庁長官

1940年長野県生まれ。東京大学文学部西洋史学科、北海道大学法学部卒業。83年衆議院議員初当選。93年6月に新党さきがけを結成し代表代行に就任。細川護熙政権の首相特別補佐。第1次橋本龍太郎内閣で経済企画庁長官などを歴任。福山大学教授を30年務め、現在、福山大学客員教授、さきがけ新塾塾長。主な著書に「日本リベラルと石橋湛山――いま政治が必要としていること」(講談社)、「判断力と決断力――リーダーの資質を問う」(ダイヤモンド社)、「自民党本流と保守本流」(講談社)、「平成史への証言」(朝日新聞社)。