玉木雄一郎「新しい政治」

「財政出動100兆円」で家計に行き渡る支援を

玉木雄一郎・国民民主党代表
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衆院予算委員会で質問をする国民民主党の玉木雄一郎代表=国会内で2020年5月11日、竹内幹撮影
衆院予算委員会で質問をする国民民主党の玉木雄一郎代表=国会内で2020年5月11日、竹内幹撮影

 現在の経済状況についての安倍政権や自民党の認識はまだまだ楽観的に過ぎると感じている。日本経済の悪化はこれからも相当期間続き、簡単にはV字回復しないだろう。

 忘れてはならないのは一度失われた需要は二度と戻らないし、一度失われた所得も戻ってこないということだ。日本人の所得が全体として落ち、家計の消費する力そのものが非常に落ちている。国の政策によって自粛をお願いし、経済活動をまひさせた。その補償、償いが必要だ。特に所得の補償をいかにやるかが肝だ。

 民間エコノミストの予測平均によると、今年4~6月期の国内総生産(GDP)は年率マイナス2割(約110兆円)まで落ち込むとされている。100兆円以上落ち込むならば、100兆円規模で補うことが不可欠だ。

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玉木雄一郎

国民民主党代表

1969年生まれ。93年大蔵省入省。2009年衆院初当選。民主党政調副会長、民進党幹事長代理、希望の党代表などを歴任。衆院香川2区、当選4回。早くから民主党若手のホープとして知られた。実家は兼業農家で農政通でもある。