北朝鮮の「核戦争抑制力」強化はどこまで進むのか

坂井隆・北朝鮮問題研究家
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朝鮮労働党中央軍事委員会第7期第4回拡大会議に参加した金正恩党委員長。日時は不明。朝鮮中央通信が24日報じた=朝鮮中央通信・朝鮮通信
朝鮮労働党中央軍事委員会第7期第4回拡大会議に参加した金正恩党委員長。日時は不明。朝鮮中央通信が24日報じた=朝鮮中央通信・朝鮮通信

 北朝鮮の報道機関は、去る5月24日、朝鮮労働党中央軍事委員会(注1)の第7期第4回拡大会議が金正恩同党委員長の指導の下に開催されたことを報じた(開催日への言及はないが、決定書の日付から23日と推定される)。

 会議での決定内容を中心に北朝鮮の最近の軍事関連動向にみられる特徴を整理した上で、今後の動向を展望したい。

 (注1)北朝鮮の軍事関連部門首脳らで構成され、「党大会と党大会の間に軍事分野において提起されるすべての事業を党的に組織指導する」。委員長は、金党委員長が兼任。

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坂井隆

北朝鮮問題研究家

1951年生まれ。78年公安調査庁入庁、北朝鮮関係の情報分析などに従事、本庁調査第二部長を最後に2012年退官。その後も朝鮮人民軍内部資料の分析など北朝鮮研究を継続。共編著書に「独裁国家・北朝鮮の実像」(2017年、朝日新聞出版)、「資料 北朝鮮研究Ⅰ 政治・思想」(1998年、慶応義塾大学出版会)など