これまでと同じではいられない「コロナ後」の観光

武井俊輔・元外務政務官
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武井俊輔氏=須藤孝撮影
武井俊輔氏=須藤孝撮影

 今回のコロナ危機で、観光業界は今までの価値観を根本から揺さぶられた。あらためて観光は平和産業だということも実感した。

 私の地元は観光県の宮崎県だ。九州は昨年、日韓関係悪化の影響で、韓国からの観光客が激減した。その対策に取り組んでいたところに今回の事態になった。昨年と今年で2回、左右の頬を打たれる「往復ビンタ」のようだ。

 コロナ後の「新しい生活様式」とどう取り組んでいくかがまだ見えていない。たとえば旅館やホテルのビュッフェ形式の朝食なども変えられるのか。部屋の構造も従業員数もそれを前提に作られていて、変えることはとても難しい。クルーズ船も日本の観光を支えてきた一つで、特に九州はその恩恵を大きく受けてきた。しかしクルーズ船のビジネスモデルはほぼ振り出しに戻ってしまった。

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武井俊輔

元外務政務官

1975年生まれ。宮崎交通、楽天(楽天トラベル勤務)、宮崎県議を経て、2012年衆院初当選。衆院宮崎1区、当選3回。自民党岸田派。