対話には国際的な圧力が必要だ 国家の威信かけ拉致問題解決を

山谷えり子・元拉致問題担当相
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山谷えり子氏=岡本同世撮影
山谷えり子氏=岡本同世撮影

 1977年11月に北朝鮮によって拉致された横田めぐみさん(当時13歳)の父で、拉致被害者家族連絡会の初代代表も務めた横田滋さんが6月5日、めぐみさんとの再会の願いがかなわないまま、87歳で亡くなった。本当に申し訳ないし、本当に寂しい。そして本当に悔しい。

 滋さんは実名公表をして世論に訴えようと最初に決断するなど強いリーダーシップで私たちを引っ張ってくださった。めぐみさんのお話をされると目が輝く、優しい心と強い芯を持った方だった。拉致問題解決に向け、一日も早く結果を出さなくてはいけないと改めて誓った。

 私は国会議員になる前、サンケイリビング新聞の編集長を務めながら、記者仲間らと拉致問題に関して情報収集をしていた。97年に家族会ができてからは、家族会のみなさんと一緒に被害を訴える街頭活動も行った。2000年衆院選で初当選したが、国会議員になろうと思った動機は、拉致問題を解決しなければならないという思いだった。

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山谷えり子

元拉致問題担当相

1950年生まれ。自民党北朝鮮による拉致問題対策本部長。サンケイリビング編集長などを経て2000年衆院初当選、04年参院初当選。首相補佐官、国家公安委員長・拉致問題担当相などを歴任。参院比例代表。衆院当選1回、参院当選3回。細田派。