失業給付の増額を 困っている人を助けるのが政治の使命

高鳥修一・衆院議員
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高鳥修一氏=岡本同世撮影
高鳥修一氏=岡本同世撮影

 新型コロナウイルス感染症対策に関し、今年度2次補正予算による雇用調整助成金の拡充で、休業手当の日額上限が8330円から1万5000円(月額33万円)まで上がったのは評価したい。しかし、失業者への対策は不十分だ。失業給付に関しては、受給期間が60日間延長されたものの、年齢などにもよるが、上限はいまだ7000~8000円程度のままになっている。失業給付の日額上限も休業手当と同程度上乗せし、給付率の改善も図るべきだ。休業中の方よりも失業者の方が不安は大きく、状況は厳しい。2次補正予算には今後、活用できる10兆円の予備費も積まれている。困っている人を助けるのが政治の使命であるはずだ。

 コロナ禍では、飲食店やホテル・旅館、運輸などを中心に厳しい経営環境が続いている。休業手当をはじめ、労働者の置かれた環境の改善が図られているが、最も困難な状況にあるのは失業者ではないか。ただでさえコロナで先行きが見通せない中、職を失えば極度の不安に陥るし、家族とともにどうしたらいいのか途方に暮れている人もいるだろう。失業者を出さないように休業手当を拡充することには賛成するが、失業給付と倍以上の差があるのはバランスを欠くと思われても仕方がない。失業給付の受給期間が延びたとは言っても、コロナ禍の影響がいつまで続くか分からず、不安に襲われている人は多いだろう。

 給付率の向上も重要だ。給付額の計算方法は決まっており、…

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高鳥修一

衆院議員

1960年生まれ。自民党筆頭副幹事長。衆院議員秘書などを経て2005年衆院選で初当選。厚生労働政務官、副内閣相、副農相などを歴任。衆院新潟6区、当選4回。細田派。