データから見る性犯罪の現状と課題 国会は正面から向き合って解決を

井出庸生・衆院議員
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事務所の壁に貼りだした過去の判例について説明する井出庸生氏=高橋恵子撮影
事務所の壁に貼りだした過去の判例について説明する井出庸生氏=高橋恵子撮影

 昨年6月から8月にかけて、性犯罪にかかる刑法について5回にわたってここで連載して、議論の必要性を説いてきた。

 2017年刑法改正で、強制性交等罪(旧強姦=ごうかん=罪)は、法定刑が「3年以上」から「5年以上」に引き上げられた。また、女性だけでなく男性も被害者となることが条文上明らかとなったほか、非親告罪化、さらには、同居して経済的支配など上下関係が極めて強い関係下での犯行について、「監護者性交等罪」が新設されるなど、大きな改正となった。

 それでもなお、議論すべき大きな課題が残っているとして「3年後に再検討する」ことを法律の付則に盛り込み、今年がその3年後の年にあたる。

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井出庸生

衆院議員

1977年生まれ。NHK記者を経て、2010年参院選長野選挙区に出馬し惜敗。12年衆院選初当選。衆院長野3区、当選3回。自民党麻生派