佐藤まさひさの「守るべき人がいる」

ミサイル防衛 日本は反撃する能力も持つべきだ

佐藤正久・前副外相
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佐藤正久氏=宮本明登撮影
佐藤正久氏=宮本明登撮影

 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画中止は異例中の異例だ。安全保障の問題では防衛に空白を作らないために代替手段を準備してから中止することが通常だ。今、この瞬間も北朝鮮のノドンやスカッドなどの弾道ミサイルは実戦配備されている。脅威は何も変わっていない。代替手段は絶対に必要だ。

 イージス・アショアは、イージス艦の増艦、終末高高度防衛(THAAD)ミサイルという三つの選択肢のなかで、予算や必要人員などを比較して導入を決めた経緯がある。THAADは最低でも日本に6カ所配備しなければならない。地元同意が必要で、イージス・アショアと同様にブースターの落下場所の問題もある。イージス艦を増やすことが現実的だ。

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佐藤正久

前副外相

1960年生まれ。2007年参院初当選。防衛政務官、参院外交防衛委員長、参院自民党筆頭副幹事長などを歴任。参院全国比例、当選3回。自民党竹下派。自衛隊のイラク派遣で先遣隊長を務め、「ヒゲの隊長」と親しまれている。