「野党共闘」のまとまり圧力からの解放 選挙協力と政策提示の区別を

山尾志桜里・衆院議員
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山尾志桜里氏=岡本同世撮影
山尾志桜里氏=岡本同世撮影

 2009年民主党政権の一員として国会議員のスタートを切った。12年に落選。14年に民主党で2期目の当選。17年には無所属で3期目の当選。立憲民主党への入党・離党を経て、現在国民民主党に所属している。

 これが私の履歴だが、率直にいって、旧民主党のコップの中での野党議員の動向など、多くの国民にとっては関心の範ちゅう外であろう。だからこそ、この「旧民主党のコップの中の嵐」を卒業すべく、野党共闘のまとまり圧力からの脱却を提案したい。

 12年の下野以降、野党は「バラバラ」批判を恐れるあまり、「まとまれ」圧力に身を投じ、魅力的な政策提示機能を十分に果たしてこなかった。とりわけ衆院選が近くなれば、その傾向は強くなり、現時点はそのピークといえるだろう。野党はまとまらなければならないという強迫観念にかられ、それが各政党の活発な議論の足かせになっている。まとまるためには政策を「玉虫色」にしなければならないが、政策を「玉虫色」にすれば、ま…

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山尾志桜里

衆院議員

1974年生まれ。検事を経て、2009年衆院初当選。民進党政調会長などを歴任。20年3月に立憲民主党を離党し、7月に国民民主党に入党。衆院愛知7区、当選3回。