政治的すぎた政府のコロナ対策と「東京アラート」

岡本充功・衆院議員
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岡本充功氏=須藤孝撮影
岡本充功氏=須藤孝撮影

 新型コロナウイルスの対応については政府はもっとクルーズ船の経験から学ぶべきだった。かなりの感染力があることや、接触で広がっていくこと、高齢者が重症化するが軽症者も多いことなどが明らかになっていた。特に乗組員に感染が広がった状況を詳しく見れば、コロナウイルスの特徴が一定程度分かったはずだ。

 それらの知見を生かせば、医療現場にこれだけの混乱をもたらすことなく対応できたのではないか。結果的には後手に回ったと言わざるを得ない。やはり最初の危機感が薄かったのではないか。

 我々野党は早い段階から新型インフルエンザ等対策特別措置法を適用して緊急事態宣言を出すべきだと主張してきたが、政府は適用には法改正が必要だとして宣言を出さなかった。そのため我々も国会審議に協力し、3月13日にコロナウイルスを新型インフルエンザ等対策特別措置法の対象とする改正特措法が成立した。ところが実際に緊急事態宣言を出したのは4月7日で、3週間以上たっていた。

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岡本充功

衆院議員

1971年生まれ。2003年衆院初当選。厚生労働政務官などを歴任。医師。衆院比例東海、当選5回。国民民主党。