潮流・深層

現実味を帯びるトランプ氏、米大統領選結果「受け入れず」のシナリオ

古本陽荘・北米総局長
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ホワイトハウスで記者会見するトランプ米大統領=2020年7月21日撮影、AP
ホワイトハウスで記者会見するトランプ米大統領=2020年7月21日撮影、AP

 新型コロナウイルスによる米国での死者は15万人を突破した。感染者数の増加は続いており、いつ収束するかはまったく見通せない。11月の大統領選では、再選を目指す与党・共和党のトランプ大統領(74)のウイルス対応に対して厳しい評価が下されるとの見方が広がっている。それだけではなく、ウイルスが大統領選の手続きを大きく変えてしまったことから、相当な混乱が起きるという声も日増しに大きくなっている。

 連邦国家である米国の国政選挙は州が取り仕切るため、州ごとに選挙の仕組みは異なる。新型コロナウイルスの感染とは関係なく、西部オレゴン州やワシントン州など5州では、もともと「郵送投票」を基本とする制度を採用していた。投票用紙が、有権者登録している有権者の元に自動的に送られてくる制度だ。

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古本陽荘

北米総局長

1969年生まれ。97年毎日新聞入社。横浜支局、政治部、外信部を経て2018年12月から北米総局長(ワシントン)