近く、遠く

タピオカミルクティーが無性に恋しかった 韓国隔離リポート

日下部元美・外信部記者
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隔離施設で配られた昼食=ソウル市で2020年6月7日、日下部元美撮影
隔離施設で配られた昼食=ソウル市で2020年6月7日、日下部元美撮影

 韓国では、新型コロナウイルスの新規感染者数が8月に入って1日あたり数十人にとどまっている。抑え込みに成功しつつあるだけに、これ以上の感染拡大を防ごうと水際対策に懸命で、現在も入国者に2週間の隔離生活を義務付けている。

 私は語学留学のため、6月4日に仁川国際空港から韓国に入り、隔離生活を経験した。日韓間の人の往来は激減し、韓国観光公社によると6月に訪韓した日本人はわずか498人だった。ただ、入国から2カ月が過ぎた今も「隔離施設を予約する際はどこに連絡したのか」「韓国の携帯番号は必須か」といった問い合わせを相次いで受ける。それだけ日本で韓国への関心が高いということなのだろう。入国と隔離生活の情報が一元化されているサイトがなく、私も入国する際とても不安だった。細かい対応は地域によって異なる部分もあるが、参考になればと自分の経験をリポートする。

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日下部元美

外信部記者

1991年東京都生まれ。2014年入社。北海道報道部を経て、2019年5月から現職。2020年6月から韓国・ソウルに語学留学中。現在に至るまで担務の傍ら性的少数者(LGBTなど)や障害者など社会的マイノリティの取材を続け、旧優生保護法下の障害者らに対する強制不妊手術問題を扱ったキャンペーン報道『旧優生保護法を問う』の取材班に参加した。好きな物は映画と漫画。Twitter @MoKusakabe