香港の民主活動家、黄之鋒(英語名ジョシュア・ウォン)氏(23)は、欧米などで香港民主派を代表する人物として知られる。逮捕を恐れず、長年にわたり最前線に立つ姿から、その日常は「運動一色」のように見える。だが2人で食事をしながら話を聞いてみると、別の素顔が見えた。
アニメやゲームが大好きな「少年」
「遅れてごめんなさい」。8月14日午後1時7分。香港中心部の繁華街・銅鑼湾にある日本料理店に現れた黄氏はまず、そう言って頭を下げた。予定より7分遅れただけだったのに。知人の記者からは「少し横柄だ」との人物評も耳にしていたが、実際に会ってみると腰が低い好青年だと感じた。
黄氏は、得意の英語を生かして民主派の訴えを英語圏に伝える役割を果たしている。18歳で米紙「タイム」の表紙を飾り、米CNN、英BBCなど数多くの欧米メディアにも登場してきた。香港民主派の中で国際的に最も著名な活動家と言える。日本でよく知られる民主活動家、周庭(英語名アグネス・チョウ)氏(23)らと共に長年にわたり民主化活動を続けてきた。
この記事は有料記事です。
残り2452文字(全文2903文字)
投稿にはログインが必要です。
福岡静哉
台北特派員
1978年和歌山県生まれ。2001年入社。久留米支局、鹿児島支局、政治部などを経て2017年4月、台北に赴任した。香港、マカオのニュースもカバーする。





