コロナ下の経済不振認めた北朝鮮が目指すもの

坂井隆・北朝鮮問題研究家
  • 文字
  • 印刷
朝鮮労働党中央委員会第7期第6回総会に参加した金正恩党委員長=平壌の党中央委員会本部庁舎で2020年8月19日、朝鮮中央通信・朝鮮通信
朝鮮労働党中央委員会第7期第6回総会に参加した金正恩党委員長=平壌の党中央委員会本部庁舎で2020年8月19日、朝鮮中央通信・朝鮮通信

 北朝鮮では、8月19日、朝鮮労働党中央委員会全員会議(総会)が開かれ、経済運営の不振を認めたうえで、来年1月の党大会招集を決定した。

 北朝鮮の経済不振の背景に、経済制裁に加えて新型コロナ感染症と最近の洪水被害などの「危機」が存在することはいうまでもない。北朝鮮がこれら「危機」にいかに対応し、党大会で何を目指しているのかを検討したい。

この記事は有料記事です。

残り1756文字(全文1924文字)

坂井隆

北朝鮮問題研究家

1951年生まれ。78年公安調査庁入庁、北朝鮮関係の情報分析などに従事、本庁調査第二部長を最後に2012年退官。その後も朝鮮人民軍内部資料の分析など北朝鮮研究を継続。共編著書に「独裁国家・北朝鮮の実像」(2017年、朝日新聞出版)、「資料 北朝鮮研究Ⅰ 政治・思想」(1998年、慶応義塾大学出版会)など