ICT社会、アフターコロナの交通軸へ 広がるリニアの可能性

赤間二郎・衆院議員
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赤間二郎氏=岡本同世撮影
赤間二郎氏=岡本同世撮影

 リニア中央新幹線計画は、私の地元、相模原市を含めた沿線自治体だけでなく、全国的に期待が大きい国家的プロジェクトだ。静岡県が水資源の問題で静岡工区の着工を認めておらず、2027年に予定されていた東京(品川)―名古屋間の開業(大阪までの開業は最短で35年)が遅れる可能性が高まっているが、落胆はしていない。国の大型プロジェクトでは、自然環境への影響の問題が持ち上がり、工事が遅れることはよくあることだ。川勝平太知事は総論ではリニア計画に賛同しており、6月にはJR東海の金子慎社長と川勝知事のトップ会談が開催されるなど話し合いが続いている。納得できる結論を出してもらい、沿線自治体が一体となってリニア計画による可能性を広げていきたい。

 今回、静岡県は、大井川の流量が減って県民の生活や経済活動に打撃を与える可能性があるとして着工を認めていない。これが開業の遅れの原因とされている。だが、この静岡県の主張をむげにはできないだろう。相模原でも水源地への影響を指摘する声がある。県民の不安を取り除くのが知事の仕事であり、環境への影響は注視しなければならない。

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赤間二郎

衆院議員

1968年生まれ。神奈川県議などを経て2005年衆院選で初当選。総務政務官、副総務相、副内閣相などを歴任。衆院神奈川14区、当選4回。自民党麻生派。