潮流・深層

2024年米大統領選は女性の戦いに?

古本陽荘・北米総局長
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民主党全国大会のために特設された米東部デラウェア州ウィルミントンの会場で話す副大統領候補のカマラ・ハリス上院議員=2020年8月19日、AP
民主党全国大会のために特設された米東部デラウェア州ウィルミントンの会場で話す副大統領候補のカマラ・ハリス上院議員=2020年8月19日、AP

 11月3日の米大統領選に向けた共和、民主両党の全国大会が終了した。新型コロナウイルスの感染拡大で、大型アリーナに1万人を超える人を集める大集会の開催は断念せざるを得ず、オンラインで各地をつないだり、テレビカメラに向かって演説したりと、従来の党大会とはまったく違った形式で実施された。前回までは4日間にわたり、半日開催されていたが、今回は夜の2時間~2時間半と時間も限定された。「盛り上がりに欠けた」という声がある一方、「メッセージが明確でよかった」という意見もあった。

 党大会は、それぞれの党の正副大統領候補を正式に選ぶのが一番の目的だ。だが、それにとどまらず、党の目指す方向性を明らかにしたり、党の将来のリーダー候補を紹介したりする機能もある。実際に、連邦議会上院選に向けて準備を進めていた中西部イリノイ州議会議員時代のバラク・オバマ氏が2004年の民主党大会で演説し、注目を集めた。4年後の大統領選に出馬し、勝利した。今年11月の大統領選で、共和党のドナルド・トラ…

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古本陽荘

北米総局長

1969年生まれ。97年毎日新聞入社。横浜支局、政治部、外信部を経て2018年12月から北米総局長(ワシントン)