タワーマンション、病院…都市防災の死角 急務の長期停電対策

柿沢未途・衆院議員
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柿沢未途氏=岡本同世撮影
柿沢未途氏=岡本同世撮影

 台風シーズンが到来した。昨年は台風15号による千葉での大規模停電など大きな被害に見舞われた。都市防災の弱点が浮き彫りになった事例と言えよう。台風への備えは全国どこでも必要だが、特に都市部はインフラを含めて電気で支えられおり、停電対策が不可欠だ。しかし、タワーマンションや病院など長期にわたる停電への対応は遅れていると言わざるを得ない。

 タワーマンションの停電に対する「もろさ」が露呈したのは、昨年10月、川崎市の武蔵小杉駅近くのタワーマンションが台風19号による浸水の影響で全棟が停電したことだろう。エレベーターが停止し、高層階へも階段を上らなければならなくなった。家電類が使えないのはもちろん、今やライフラインとなっているスマートフォン(スマホ)の充電もできない。さらに高層階に水をあげるポンプも動かなくなり、断水が発生。トイレも使…

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柿沢未途

衆院議員

1971年生まれ。NHK記者、都議を経て2009年衆院選で初当選。みんなの党政調会長代理、結いの党政調会長、維新の党幹事長などを歴任。防災士の資格を持つ。無所属(立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム)。衆院比例東京、当選4回。