選択的夫婦別姓制度は少子化対策に必要

矢田稚子・参院議員
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矢田稚子氏=岡本同世撮影
矢田稚子氏=岡本同世撮影

 年末に策定される予定の「第5次男女共同参画基本計画」について、素案が公表されている。この素案への意見募集に対し、20代を中心とした若い団体から選択的夫婦別姓制度の導入を求める声が相次いだという。なかには「自分がこの姓を継がないと氏が途絶えてしまう」という深刻な悩みの声もあった。「家族の絆」を理由に選択的夫婦別姓制度を批判する方々もいるが、夫婦同姓しか認めない現制度はそもそも「家族を作りたくても作ることができない」状況を生み出している。

国の制度が結婚を阻む

 夫婦同姓は97%が夫の姓になっている。男性側には改姓への心理的ハードルが高く、親世代のプレッシャーもある。女性が自分の氏を残そうとしたら、また、自分の家族の絆を絶やしたくないと思えば、事実婚しかないというのが現実だ。特に一人っ子の女性や姉妹のみの場合、その悩みはひときわ強い。国の制度の問題で結婚に踏み切れないというのは、あまりにもひどい現実だ。

 日本が直面する最大の課題の一つが少子化であることは言うまでもない。少子化対策には婚姻率を上げることは必須であり、そのために選択的夫婦別姓制度を整えることは有力な手段の一つとなろう。…

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矢田稚子

参院議員

 1965年生まれ。松下電器産業(現パナソニック)社員、パナソニックグループ労連副委員長を経て2016年参院選初当選。国民民主党副代表。参院比例代表、当選1回。