コロナであらわになった日本社会のひずみ ひとり親の苦境

大河原雅子・衆院議員
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大河原雅子氏=宮本明登撮影
大河原雅子氏=宮本明登撮影

 新型コロナウイルスが発生した当初から、国連機関などが女性や未成年者がハラスメントや暴力にさらされる危険があると警告していた。状況が厳しくなればなるほど、社会のひずみがある部分に犠牲が出る。男女の賃金格差や、女性に不安定な非正規の労働者が多いことによって、コロナ禍の影響が女性にしわ寄せされている。飲食業やサービス業、人の世話をするケア労働などからまず影響が出た。これらの職種も女性が多い。

 なぜこのような状況になっているか。その国の構造に以前からあった弱いところが出てきたということだ。

 テレワークが進み「ステイホーム」になって男性も女性も自宅にいるようになっても、家事、子育て、介護の多くを女性が担っているのが現実だ。家のなかでのDVやハラスメントも非常に起きやすくなる。逃げどころがなくなって自死にいたるような深刻な事態も起きている。働き方改革で働き方を変えようと言っているが、それ以前に女性の働き方は不安定なままだ。職場で最初に休業を求められ、長引くとそのまま解雇につながる。子どもを抱えた女性が仕事を失うとそれこそ、家を出られない状況になる。…

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大河原雅子

衆院議員

 1953年生まれ。東京都議を経て、2007年参院初当選。17年衆院初当選。党ジェンダー推進本部本部長。参院当選1回、衆院当選1回。比例関東。立憲民主党。