「令和医療ルネサンス」で基盤強化--病院は地方も支える社会インフラ

阿部知子・衆院議員
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阿部知子氏=野原大輔撮影
阿部知子氏=野原大輔撮影

寸断される人とのつながり

 自分が生きているうちに、こんなにも社会の景色が変わるような事態が起ころうとは思わなかった人は多いだろう。新型コロナウイルス感染症の拡大で、これまでの当たり前が次々と崩れてしまった。最も大きいと感じるのは、社会の基本である人と人のつながりが寸断されてしまったことだ。

 ステイホーム、できなくなった飲みニケーション、移動制限、おしゃべりの自粛等々――人の根幹である人間関係がズタズタにされ、人間の存在が危うくなってしまった。通信が発達しリモートによるコミュニケーションがスムーズになっても、直接会わなければ機微が伝わらず、感情が共有できないことは多い。人間関係が希薄になり、このことが自死が増えてしまっているというニュースと関係ないとは言い切れない。

 人との関係が希薄になると、心に余裕がなくなり、人への共感や思いやりも希薄になってしまうのだろうか。「マスク警察」など他人への攻撃性が助長され、コロナ感染者などへの差別意識が高まってしまっている。だが、相手に手を差し伸べる助け合いがなければ、コロナ社会は乗り越えられない…

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阿部知子

衆院議員

1948年生まれ。2000年衆院初当選。超党派議連「原発ゼロの会」事務局長、「立憲フォーラム」副代表。小児科医。衆院神奈川12区、当選7回。立憲民主党。