田原総一朗さんのまとめ

田原総一朗氏 原発を続けるのは「とんでもない」

田原総一朗・ジャーナリスト
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田原総一朗さん=太田康男撮影
田原総一朗さん=太田康男撮影

 小泉純一郎元首相は、首相当時は原発推進だった。しかし、2013年にフィンランドの高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場「オンカロ」を視察してから原発反対になった。

 オンカロがないどころか、作る計画さえない日本が原発を続けるのは常識的に考えてとんでもない話だ。

答えは返ってこない

 問題は、では原発をやめ、再生可能エネルギーでやっていけるか、ということだ。

 日本の電源構成(発電量に占める電源別の構成比)はLNG38%、石炭32%、石油7%、再生可能エネルギー17%、原子力6%(2018年度)だ。ところが菅義偉首相は2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすると言った。そしてその途中経過である30年度の目標をどうするか(第6次エネルギー基本計画)は、今夏までに決めなければならない。

 私が経済産業省から聞いているところでは、30年度までには「なんとか石炭・石油火力を30%まで下げたい」「再生可能エネルギーについては本当は40%まで上げたいが、実際は30%ぐらいではないか」「原発は二十数基は必要になる」というようなことだった。これが経産省の見方だ。

 しかし繰り返すが「オンカロもなく原発を動かせるのか」という私の問いにはちゃんとした答えは返ってこない。

難しくても再生エネに全力を

 再生可能エネルギーはたしかに将来、どのぐらいの可能性があるのか、今の段階では見通せない部分がある。しかし、もう少しがんばれるし、がんばらなくてはならない。

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田原総一朗

ジャーナリスト

1934年生まれ。司会を務める「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)は放送32年目。近著に「平成の重大事件 日本はどこで失敗したのか」(猪瀬直樹氏と共著)。公式サイトhttp://www.taharasoichiro.com/、ツイッター @namatahara