政務官で「産休」をとった 育児の大変さ、認識される社会に

佐々木さやか・参院議員
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佐々木さやか氏=伊藤奈々恵撮影
佐々木さやか氏=伊藤奈々恵撮影

 出産はおめでたいことである一方で、新生児育児の大変さ、深刻さは、経験がないとイメージするのが難しいと思います。3月の予算委員会で男性の育児休業について質問しましたが、男性議員に少しでもその大変さを知ってほしいと、子どもが1カ月だった時にスマートフォンのアプリで記録していた育児の状況を資料として提出しました。

 午前0時に子どもが起き、おむつ替え、授乳、午前0時25分に子どもが寝る。

 午前2時5分に子どもが起き、授乳、おむつ替え。午前2時20分に子どもが寝る。

 午前3時5分にまた子どもが起きて、授乳、おむつ替え……。

 これが一日中繰り返されます。子どもの睡眠は細切れなので親は寝られません。1人で育児をしていたら、ほぼ徹夜になってしまいます。寝不足でうとうとして、子どもの泣き声ではっと目を覚ますような生活です。それが1日、2日ではなく、1カ月、2カ月ずっと続くのです。赤ちゃんのお世話が大変だと聞いてはいましたが、経験してみると想像以上でした。世の中のお母さん方が、みんなこんなに大変なことをやっているのかと衝撃を受けました。

 私の場合は、夫が5カ月間育休を取得したので、日中少し休むこともできました。しかし、育児を1人で抱えていたら本当に無理だったと思います。育休を取得する男性が増えてはいますが、2019年度の取得率は7.48%と、取得がまだまだ珍しがられる状況です。男性の育休取得を「当たり前」にしていかなければと思います。

政務官在任中の出産

 昨年6月に出産しましたが、当時は文部科学政務官でした。

 政務三役在任中の出産は前例がありませんでした。…

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佐々木さやか

参院議員

 1981年生まれ。弁護士を経て、2013年初当選。文部科学政務官など歴任。参院神奈川、当選2回。公明党。