台湾を国連に 「善良なパワー」でコロナ禍に直面する世界に貢献

呉釗燮・台湾外交部長(外相)
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台湾の呉釗燮外交部長=福岡静哉撮影
台湾の呉釗燮外交部長=福岡静哉撮影

 国連総会が9月14日に開幕するのを前に、台湾の呉釗燮(ご・しょうしょう)外交部長(外相)が毎日新聞政治プレミアに寄稿した。

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 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)は、今も世界中で猛威を振るっている。これまでに2億人以上が感染し、400万人以上が死亡した。緊密につながる世界各国の社会・経済に重大な影響をもたらし、いかなる国も、その脅威から逃れることはできない。

 感染力の強いデルタ変異株に直面する中で、世界各国は、国連が取り組みを強化して危機を解決し、より良い社会の回復と持続的な再建をもたらすことを期待している。これはあらゆる人が力をささげて共に取り組まなければならない困難な任務である。台湾は世界に貢献する準備ができており、今こそ国連は台湾という大切なパートナーを迎え入れる時である。

 台湾は約1年間にわたり新型コロナウイルスの封じ込めに成功してきたが、ここ数カ月は他の多くの国と同様に、症例の急増に対処してきた。だが、台湾は状況をすでに制御しており、友好国やパートナー国と連携し、このパンデミックに対処していく力を一層蓄えている。それは、台湾の優れた防疫能力、世界のサプライチェーンの需要を速やかに満た…

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呉釗燮

台湾外交部長(外相)

 1953年、台湾生まれ。政治大卒。米オハイオ州立大で博士号(政治学)。政治大教授、駐米代表(大使に相当)などを歴任。蔡英文政権では総統府秘書長(官房長官に相当)を経て、2018年2月から外交部長(外相)。